なかない猫


あやね  新沼恵子   苑田ともみ  光藤音子   鹿島彩音  瑞美


( )内の選択肢は2回目のプレイ以降で「はじめから」プレイした場合に選ぶ選択肢です。
彩音と瑞美は誰かのEDを見てから(含:BAD)じゃなければ、攻略できません。
ハッピーエンドしか掲載しておりませんので、ご了承ください


あやね 新沼 恵子
(月の夜。)
ん、ちょっとね。悪いけど先に行くよ そういう訳じゃないけど…
直樹は呼吸を整え、校門を目指した。 彩音、という名前について考えてみる。
直樹は彩音の姿を思い起こした。 そういうの、顔に出てるのかな……
ここからもう少し覗いてみるか これはこれでいい。
そういえば、食事はまだなんですか? 屋上でもいくか
彩音の事を知っている……と、考えた。 直樹は、頬杖をついて考えた。
夢の世界の旅へと誘ってくれる声だった。 現実への扉を開けてくれる声だった
少し懐かしい声に、耳を傾けてみる。 ああ、わかったわかった。今度な
ああもう、うるさいな。静かにしろ 日頃の仕返しのチャンスだな……
直樹は足に渾身の力を込めて踏み止まった。 そうだな……
鹿島先生のお気に入りの店? なんなら一緒に遊ぶか?
直樹は、両手で耳を塞ぎ、首を振る。 しょーがないかな
たまにはこっちから声をかけるか
信用しろよ!
必要ないよな……
知る権利が、彼女にはあるはずだ。
もう、迷わない。


苑田 ともみ 光藤 音子
(月の夜。)
ん、ちょっとね。悪いけど先に行くよ
直樹は彩音の姿を思い起こした。
もう一方のドアから覗いてみよう…… ここからもう少し覗いてみるか
また変な噂、立たなきゃいいけどな…… 昼食はひとりですか?
直樹は理由を聞いてみようと、口を開く。 えぇ、暇ですよ
そう言うと直樹は席を立った 現実への扉を開けてくれる声だった。
肩を叩いて驚かそうと、ともみに近づいた ああ、わかったわかった。今度な
現実への扉を開けてくれる声だった。 直樹は、大声を出して音子を呼び止めた。
正樹……正樹……う〜ん 誰かいないのかなあ…
ああ、わかったわかった。今度な 直樹が再び力を込めると、門は開いた。
俺だって、ともみの身体を…… 直樹は、蒔絵から逃げるように走り出した。
……放課後、空いてるか? 直樹は、潮騒を振り払うように叫んだ。
ともみの気遣いに、直樹は手を上げて答えた。 直樹は手の痛みを思い出そうとした。
喉から出そうになった言葉を飲み込んだ。
直樹は、ともみに背を向けて歩き出した。


鹿島 彩音 瑞美
(夕陽の砂浜。)
ん、ちょっとね。悪いけど先に行くよ
直樹は呼吸を整え、校門を目指した。
直樹は彩音の姿を思い起こした。
ここからもう少し覗いてみるか
そういえば、食事はまだなんですか?
彩音の事を知っている……と、考えた。
まぁいいや、寝ているふりでもしておこう
ああもう、うるさいな。静かにしろ
直樹はあやねを抱えたまま倒れ込んだ。
鹿島先生のお気に入りの店?
とにかく先生を助けなきゃ!
姉さんの頼みでも聞けない 姉さんの頼みなら後で聞く



戻る