永遠となった留守番 〜パパは帰らぬ人〜 (ARIA藩)(字違!)

記念すべき16歳の誕生日の朝、俺を起こす声が聞こえる。

あさ〜朝だよ〜、起きて魔王倒しに行くよ〜






































……はぁ!?

どうやらコレは空耳だったようで(どんな空耳だ!?)、実際に起こしにきたのは母親だった。
どうせなら幼馴染とか血の繋がってない妹とかに起こされたかったぜ…

しかも起きるなり、いきなり母親に「このためにお前を育ててきた」と言い切られる主人公
男の俺を王様への貢物にするつもりか、この母親は!!
もう王に夜伽をする体力などが無いことを切に願いつつ、バッツは貞操の危機感を持ちながらも
母親によってアリアハン城へと連行された。

なんだよ〜、ロクな誕生日じゃないじゃん…厄日か?

城の奥では王女が父親に城から出してもらえないとかぼやいて裏庭にいたが…。
とある国の王女様は部屋に幽閉されても部屋の壁をぶち破って脱出したらしいよ?w

さて、王に会うと「父の遺志を継ぎ、旅に出たいというお前の願いを叶えよう」
とか言ってきたのだが、俺はそんなことを言った記憶無いぞ、勝手に捏造すんな!www
しかも、人の話も聞かずに魔王バラモスを倒せとか言って来るし!
殆どの者が名前をまだ知らぬ魔王の名をなぜお前が知っている!?

それに仲間を探して魔王を倒して来いと渡された餞別は…。
『檜の棒』×1、『棍棒』×2、『旅人の服』×1
王よ、あんたは本気で魔王を倒させる気があるのか、ゴルァ!?
1000万ゴールドと最強装備くらいよこさんかいワレ!
と凄んだところで勇者は商人ではないので商談能力が無かった…orz
つ〜かさぁ…
性格『なまけもの』だから魔王討伐怠けていい?

さて、そんな『なまけもの』でも城下町に戻ってあちらこちらを漁りまわる。
ダーマ神殿とやらに行けば転職できるというのが転職情報誌に載っていたからである。
そこで『盗賊』に転職して、一仕事して楽に稼げる方がいいもんね♪
さて、宿屋の2階に忍び込んでみると寝込んでいた男がいたので話を聞いてみると
魔法の玉を作るのに失敗して怪我をしたらしい

「俺は海の向こうに行きたかっただけなんだ…」

海の向こうどころか三途の川の向こうに逝きかけてるぞ?w

しかも、街の中を歩いてると結構魔王の話が聞こえてるんですが…
ドコが『殆どの者がまだ知らない存在』なのかと小一時間

誰もが「魔王を倒してください勇者様」みたいな事を言ってくるので街に居辛くなった勇者は
ルイーダの酒場で仲間を探してみることにした

ルイーダ あらぁ、お兄さんいらっしゃい☆
バッツ いい娘は居るかい?
ルイーダ そうねぇ、この3人はどう?
バッツ 他の娘は居ないの? それとも顔出しNG娘とか?
ルイーダ うちもまだ歴史が浅いからね、登録者がこの娘達しか居ないのよ
バッツ そっか、じゃあひとまずその娘たちで
ルイーダ は〜い、3人さんご指名入りま〜す♪


女戦士のミザリー、魔法使いのサマンサ、僧侶のマゴットを仲間にする。
なんか『アウターゾーン』へと連れて行かれそうなのが一人混ざってるんですが……
とりあえず、彼女たちを仲間にしたところで別の情報を仕入れた。

ルイーダ あら、どうしたの?
バッツ 自分好みの娘をスカウトできるって聞いたんだけど?
ルイーダ そうね、2階の登録斡旋所で依頼してもらえればどんな娘でも登録できるわ
バッツ 確実に好みにこたえてもらえるのか?
ルイーダ えぇ、それはもちろん『Chage my style〜あなた好みのわたしに〜』って感じで
バッツ それは期待してもいいんだな?
ルイーダ えぇ、どんなことをしてでも手配するわ。
バッツ 何か不穏当な言葉が聞こえた気がするが…とりあえず好みの娘たちがいいからこの娘たちはキャンセルね
ルイーダ あらら、残念。3人さんチェンジですって。また指名があるといいわね。


と言うわけで、彼女たちの衣類はすべて剥いで(といっても布の服だが)酒場にお返しする。
彼女たちは今後はルイーダの酒場にてストリップでも開かないと稼ぎが無いだろう♪
その節にはぜひ最前席で見たいものであるwww

閑話休題

2階で『引っ込み思案』の女僧侶レナ、『一匹狼』の女盗賊ファリス、『きれもの』の魔法使いクルルの3人を登録した。
あくまで育成選手から支配下選手登録へと変更をしただけで一軍昇格はまだ見送りである(何の話だ?)。
とりあえず、魔王関連の話題ばかりで街に居づらいので一人で外へと出てみることになった。
地元民なのに、地元民なのに……

バッツ
性別
職業勇者
Lv
性格なまけもの
武器銅の剣
旅人の服
装飾