初日:第2章 << おてんば姫の冒険 >>

サントハイムの王女アリーナ姫、彼女がこの章の主人公である。
彼女のあまりのお転婆ぶりに父親であるサントハイム王から呼出しを受け
 「もっと姫らしく振舞え」
だの云々と彼女にとっては耳にたこが出来るほど聞かされてきた言葉を
今日も聞かされていた。

一般家庭の女の子なら「もう多少は粗暴でも仕方ないか…」と諦めも付くかも
しれないが、一国の王女ともなるとそうもいかない…?^^;

父王からの説教から開放されると城内を回って兵士やメイドなどを労いに話しかける。

……会話の実態はそうではないのだが、父王の目にはそう映ったとか何とか…

さて、自室へと戻った姫は自室の壁を蹴破り場外へと脱出をする。

脆い、脆すぎるぞサントハイム城の壁!…

サランに向かって歩いていくと即座にクリフト&ブライが追いついてきて合流した。
………うまく彼らの目を盗んで飛び出したのだが、如何せん壁の破壊音が響きすぎたようだ。
サランに寄るとそのまま北東へと進みテンペの村へと辿り着く。
サントハイム城内やサランでもそうだったが井戸やタンス・壷・樽などの漁る作業は忘れない。

一国の姫なのにせせこましいとか言わないように(笑)

テンペの井戸で「小さなメダル」を偶然発見し回収。
どうやらテンペの村では生贄を差し出すようにという話が出ていて、それを耳にしたアリーナが
 「あたしたちが生贄の身代わりとして祭壇へ行って退治してあげる」
と村人たちに言い切った。

だが、現状では『王女さまLv.1』なので話にならない。

ひとまずテンペの周辺で経験値稼ぎをし、経験値とお金を貯めていく。

この間に生贄イベントが進行するという事があったら面白いのに…
とプレイヤーが思った事はあえて伏せておく(伏せてねぇよ…)

所持金が200Gまで溜まった所でアリーナに「聖なるナイフ」を買い与え戦力強化。
彼女がこのパーティーでの主戦力なのだから。
更に180G溜まったら一番打たれ弱いブライに「皮の鎧」を買い与えて守備力強化。
その時には全員Lv3になっていたこともあり、いざ魔物退治へと出陣。
幸い、こちらには『キビ団子』を持たずともお供になったのが2人もいるのだから。
そして、生贄の祭壇へと運ばれていく籠の中では…

アリーナ ねぇ、ブライはどうして魔法使いになったの?
王宮に仕える魔法使いなのにLv.1っていうのも気になったんだけど…
ブライ ワシも昔は魔法使いになるつもりは無かったのですじゃ。
ただ兵士になれればそれで良いとさえ思っておりました。ですが…
アリーナ ですが?
ブライ これは姫のような方に話して良い内容ではないのですが…
アリーナ そんな事は気にしないわ。それで「ですが?」何よ?
ブライ 気付けば女性との縁が無く30歳を迎えてしまったのですじゃ
男は30歳までに女性との経験が無ければ魔法使いになると言われてまして
お恥ずかしながら、気付けば魔法使いになっていたのですじゃ。
アリーナ ……(赤面)
ゴメンなさいブライ、触れてはいけない話題だったようね。

なんて会話がされていたなど、籠を運んでいる村人さえ思いもしなかったであろう。

さて、生贄騒動と聞いて某黄金の国のような怪物を想像していた彼女たちだが、
いざ戦ってみると、そんな強敵ではなくあっさりと退治に成功。
村人たちから感謝されることになった。

テンペを救ったら、そのまま東へ向かってフレノールへ。
フレノールに着くと
 「サントハイムのお姫様が来ている」
という話が広がっていた。
お忍びの旅&今着いたばかりなのになんて早い噂なのかしら…
とアリーナが思ったのも束の間。どうやら偽者が先に来ているようだ。

海賊版アリーナ姫が出回っている!? 偽造ブームもココまで来たか……

お忍びの旅をしているアリーナとしては偽姫が本物のように振舞ってくれている方がむしろ歓迎なのだが
残念な事に偽姫は誘拐されてしまった。
誘拐犯を追って街の外へと出たが、既に誘拐犯の姿は見えない。
近くの森などもくまなく探すが偽姫を連れ込んで凌辱をしたような形跡もなかった
一体ヤツらはドコへ行ったのか…キメラの翼でアリーナたちがまだ行った事の無い地域にまで逃げられては
救いようも無い。
とりあえず、こういう時は『現場100回』と犯行現場と目撃証言などを集めにフレノールへと戻る。
すると犬が手紙を咥えていることに気付いた。
その手紙は 犬の涎でベトベトになっており、文字も滲み何も読み取れなかった。
犯人からの交換条件が明記された手紙だった。

 『明日の夜、姫と交換に黄金の腕輪をよこしやがれ』

みたいな事が書いてあった。しかしながら今のアリーナたちはフレノール近辺の敵と戦うのが精一杯
『黄金の腕輪』とやらを探しに行く余裕なんて無い。
そういう事情もあり、クリフトがキアリー覚えるまでフレノール周辺でLv上げ作業に突入。

この辺りには毒キノコ族がいるからね(^^;)

キアリー覚えた頃には手紙で指定されていた『明日の夜』は過ぎ去っていたので、アリーナたちは
偽姫を哀れに思いつつも、彼女の冥福を祈った。
そして一行は道中にある洞窟をスルーし砂漠のバザーへと直行。
ここでブライに「毒蛾のナイフ」、アリーナに「鎖かたびら」を買い与える。
攻撃力、守備力の強化を行ってから少しフレノール側へと戻り、道中にあった洞窟へ向かった。
経験値&ゼニ稼ぎをしつつ洞窟を攻略。最下層で『黄金の腕輪』を手に入れたが、偽姫が誘拐されてからは
4日が過ぎ去っていた。フレノールへと恐る恐る戻ってみるが、偽姫の遺体が見つかったとかそういう噂は
聞こえてこなかった……
もしやと思い、夜まで外を探索して街に戻るとなんと誘拐犯が偽姫を連れて待っていた。

もしかして毎晩待ってたのか?律儀というか暇なヤツらだ……

『黄金の腕輪』と引き換えに偽姫メイを救出し、謝礼として『盗賊の鍵』を入手。
夜なので、そのまま教会を素通りし、神父さんが一生懸命育てていた種を回収。
所持金も結構溜まっていたので、再び砂漠のバザーへ行きクリフトに「ホリーランス」を買い与える。
これで攻撃面はほぼ万全だ!いざ¥$……もとい、いざエンドールへ!
と思ったのだが、ここでサントハイムからの伝令の 死者 使者と出会ってしまった。
どうする?

 たたかう ←
 にげる
 ぼうぎょ
 どうぐ

 兵:ちょ、ひ、姫様。タイム、タイムです待ってください!(汗)

 ア:何よ、あたしと腕試しするためにココまで来たんじゃないの?

 兵:違います、緊急事態が発生したのでこちらまで来たのです

さっきまでフレノールに居たのに何でわざわざ通り過ぎてココで待つかね?

 ア:緊急事態って何?お姫様でも逃げ出したの?

 兵:それは既にご自覚なさっていますでしょう?違いますよ、もっと大変な事です。王が…

 ア:お父様が何?私の知らないうちに弟が出来て、そっちを次の国王にでもするって?

 兵:違いますよ、王の…王の声が出なくなったのです!

 ア:お父様の声が…
 ブ:出なくなった?

 兵:はい、それはもう突然に…

 ア:じゃあ、あたしが冒険に出て暴れてももう文句は言われないわけね、ラッキー☆

いやマテ、ちょっとマテ、「おはラッキー☆」ぢゃねぇだろ(汗)

仕方が無いのでサントハイムへ戻ると本当に王は声が出なくなったらしい。
それを実際に見たアリーナが国王の顔にいたずらして遊んだりして笑い転げていたのだが、それは割愛する。
サランに居るゴン爺さん、マローニの情報を総合すると『囀りの蜜』というのが必要らしい。
仕方が無いのでルーラで砂漠のバザーへと飛び、そこからさえずりの塔へ。
本当ならば誰か他の兵を派遣し、アリーナとしてはエンドールへ遊びに行きたかったのだが、あまりにも城内の
兵の戦闘力がショボすぎて役に立たないと分かった為、泣く泣く自ら取りに行く事になったのだ。

そういう意味では伝令は砂漠のバザーまでよく行けたよなぁ…

宝箱を数個回収したトコで一旦フレノールへ戻り、宿屋へ泊まって道具屋で「青銅の鎧」を購入しクリフトへ。

これでクリフトも自分を回復してばかりでなくなってくれると願いたい。

再びさえずりの塔へと向かい、宝箱を全部回収した後、最上階へ向かうと難なく蜜をGet
サントハイムへ戻り、王に飲ませると王の声が出るように戻った。
地獄の帝王とか何とかの夢を見て、その事を誰かに伝えようとしたところ声が出なくなったそうだ。

ダークエルフに玉座周辺にサイレンスでも唱えられただけなんじゃないの?

しかし、話せないなら筆談だとか、ボディランゲージだとか、尻文字だとか、コックリさんだとか
そういうものを使えば伝えられたんじゃないの?とアリーナは思わずにはいられなかった。

まぁ、それでも結果オーライで王からエンドールへと向かう旅の扉の使用許可を得られた。
旅の扉経由でエンドールへと辿り着くとまずはエンドール王に謁見する。
するとエンドールで開催されている 天下一武道会 武術大会にアリーナが参加出来る事となった。
エンドール王は愛娘のモニカ姫を優勝商品にするという一国の王どころか、父親としても失格の烙印を
押されても文句を言えない行動を思いつきだけで行い、しかもそれを後悔しているという情け無い状態だ。
この国にはまともな王は居ないのだろうかと、頭を抱えたくなったのはアリーナだけではなかった。
クリフトもブライも、謁見の間の兵達までもが頭を抱えていたのだ。
謁見を終えて城内を徘徊していると、本棚で『秘密の交換日記』が見つかった。
どうやら隣国であるボンモール王子とエンドール王女の交換日記のようだ。
だが…

「かわいいモニカ。 今日はもう50回も君のことを思い出したよ。
 朝ご飯の目玉焼きも、お城の柱も、庭の猫も、池の魚も、屋根のかわらも、
 みーんな君の顔に見えるんだ。 世界はモニカであふれている。モニカ万歳!」

危ない薬でもやってるんじゃねぇのか、この王子?
それにこんな事を交換日記に書かれて別れる気にならないエンドール王女も物好きとしか思えない…
だったらまだ武道会の優勝者と結婚した方が彼女にとって幸せなんじゃねぇか?^^;

まぁ、その事はアリーナの心の中にひとまず仕舞って置く事にして、城の地下の宝箱も回収した後、
コロシアムに向かうと闘技場下で「鉄の爪」を購入。ひとまず装備だけ揃えたら外でレベル上げ。
さすがにLv10では少々心許ないのであった。
Lv12になったところで所持金も3000Gを超えていたので「鉄の爪」を2本購入。ブライに持たせる。
アリーナには「薬草」を持てる限り持たせる。これで武術大会に参加する準備は整った。
一旦城下街の教会へ戻ってセーブし、いざ大会へ!

1回戦、「薬草」使うまでも無く、撃退。
「薬草」1つ使って回復し、2回戦へ。
2回戦、「薬草」2回消費したけど、余裕勝ち。
3回戦、会心の一撃でノーダメージw
4回戦、「薬草」1回使った後、会心の一撃で撃退

…………う〜わ、えらい「薬草」余っとるで(^^;
ベロリンマンがいくら曲者でも、コレ全部消費しないだろ?

で、5回戦、全部攻撃命中で「薬草」不要(苦笑)
次に対戦予定だったデスピサロとやらが消息不明になっており不戦勝でアリーナ姫様優勝♪
エンドール王から褒め称えられ、モニカ姫からも感謝の言葉を言われる。

 モ:ありがとうございました。これでいやな結婚をしなくても済みますわ。

 (ア:いえいえ、でもボンモールの王子だけは悪い事は言わないから止めておきなさい)

 モ:でも、もしアリーナ様が男の人だったら……

 ア:あら、あたしは結婚相手が女性でも一向に構わないわよ?(笑)

 モ:えっ……?

まぁ、そんなやり取りがあったが、アリーナとモニカの婚姻は成立する事はなかった。
城門から出るとサントハイム兵が駆けて来てアリーナにサントハイム城のただならぬ事態を伝言をした。
しかし彼はその場で殉職。

そりゃ『囀りの蜜』を取りに行ける人間も居なかったんだから、よく生きてココまで来たと褒めてやりたい。

アリーナ一行は彼を手厚く葬った後、急いで………僅かな所持金を持ってカジノへと向かった(^^;)
チョット闘技場で遊んでみる(笑)

…ぉぃぉぃ、サントハイム城に戻らずにいいのですか、お姫様?

それにしても、メダル購入枚数が5桁になっていたので
ファミコン版で使えた「838861」が使えない上に「はぐれメタルの盾」
「微笑みの杖」が商品リストから消えてますねぇ……
(ファミコン版でも2章では「838861」使用不可で、3章&5章でのみ有効だった)

まぁ、気持ち程度メダルを増やしてサントハイムへ戻ると城には誰一人としていなかった
静寂の中、城内をグルりと回って外へ出て終了。

所要時間:合計2時間45分  (第2章の所要時間:2時間10分)



 今回の加筆修正作業をするにあたって、交換日記の文章内容は
 『プライベートアイズ』様に掲載されているプレイ日記を
 参考にさせていただきました。