レースゲーム参戦記
(MONACO GRAND PRIX RACING SIMULATION2)


第10戦ドイツGP 〜ホッケンハイム〜
私は今、この手記を怒りに任せて書いている。
ここはブレーキングポイントが非常にわかり難い。
そのため予選から苦戦を強いられた。
なんとかファイナルアタックでそれまでのベストを5秒塗り替え
かろうじて20位グリッドを獲得するも
上位チームとのエンジンパワー差を改めて実感させられた予選だった。

そして迎えた決勝、スタートしたらイン側ががら空きだったのを見つけ、
そこから一気にジャンプアップ13位まで順位をあげて1コーナーへ!
しかし、もうお約束化した様に接触に巻き込まれてしまった。
私と接触したのはジャック、ハッキネン、ベルガーであった。
…ベルガーとはこれで今シーズン3回目だ……
彼らとの接触でレフトリヤタイヤをバーストさせた
私はスローダウンしながら、長いホッケンハイムのコースを
1周してピットに戻る予定だった。
しかし、オストカーブからアイルトンセナカーブへ向かう
ストレートでトップ集団が接近、私はレコードラインを譲っていた
……にもかかわらず、後ろからシューマッハ(兄)が追突してきた。
彼は本当に2回もチャンピオンを取ったのか疑うような事故だった。
フランスのファイナルラップでの追突してきたし
……彼はどこを見てドライブしているのだろうか………
結局私のマシンはリヤセクションがもぎ取れ、そこでマシンを降り、
コースのほぼ反対側からホッケンハイムの森に沿って
ピットまで歩いて帰って来た。
あんなクラッシュしたにも関わらず体が無傷なのが信じられないくらいだ。
それにしても頭にきたのはシューマッハだ。事故のあとも謝りすらしない。
そろそろまともな結果を残さないと来シーズンのシート獲得すら危うい
状況の私にとっては非常に辛い結果だった。
複数年契約をしていていつも引く手あまたの彼には
一生わからないだろう、このシート喪失のライン際にいる
ドライバーの気持ちが……
スパで雨が降っていたら目の前でブレーキテストをしてやろうか……
それくらい頭にきた週末だった。