レースゲーム参戦記
(MONACO GRAND PRIX RACING SIMULATION2)


Before Hungary
既に持ち込み資金がそこをついてしまった私だが、イギリスでの予選結果
ドイツでの不幸なアクシデントの被害という事をチームは考慮し、
ひとまずイタリアGPまでのシートを確約してくれた。
これは非常に有り難い事である。
だが、明確なリミットを設けられた事をも意味し、少しでも早く
チームに貢献できるリザルトを獲得したいものだ。


第11戦ハンガリーGP 〜オンガロリンク〜
ブレーキングでバランスを崩しやすい私のマシンでは
非常に苦戦を強いられそうなハンガリーにやってきた。
シーズンで唯一の東欧でのGPだ。
天気は雨、おかげで視界が悪く、コーナーがわかりにくい……
イニシャルセッティングで予選を数周走ったところ、
ややアンダー気味でコーナーが辛いのでセッティングを少し変更し、
もう一度タイムアタックに向かった。
しかし、アンダーは消えたもののプッシュアンダーが前よりきつくなり、
タイムが伸びない。
もう一度ピットへ戻りセッティングを元に戻し、アンダー無視で
プッシュアンダーを消す方に賭けた。
そうこうしているうちに予選周回が残り1周。かろうじて最下位で
107%ライン内に滑りこんだ。
最終ラップまで予選通過タイムが出ない事が多すぎると実感した。
非常に情けないことだ……

決勝もアンダーが消えないまま臨む事になり完走を狙うしか手がない。
雨の中でのスタート、当然のごとく中段以下で大混乱が起こった。
私はコースの真ん中付近で止まっているマシンを発見し、
コースアウトしそうになりつつもかわし21位で1コーナーへ。
これでかなり前との差が開いてしまったが、まあ仕方ない。
止まっていたのは中野のようだ。
そして、コースを半周ちょっと過ぎた50Rの右コーナーのアウト側に
1台止まっているのが見えた。インからサロを避け20位に。
そして70Rから複合40Rまでの気持ち程度のストレートで1台
スローダウンしていた。私と同じカラー。マルケスだ。
どうやらサロと絡んでダメージを受けたようだ。
私は彼をかわし19位で淡々と周回を重ねるが、
アンダーのせいでペースを上げられず
7周目にはウイング交換したマルケスにすらかわされる。
そして8周目最終コーナー手前の45Rで痛恨のコースアウト。
コース復帰した時には周回遅れに。
そしてその直後の最終コーナーでブレーキングしたときに後ろから
パニスが追突してきた。これで私はマシンを降りた。
接触によるリタイヤがあまりにも多すぎる
……『東洋のチェザリス』と呼ばれない為にも完走したいところだ。
単独クラッシュではないので、まだその呼び名はつけられていないが……
結果を残してナンボの世界だ、やはり完走しない事には……