レースゲーム参戦記
(MONACO GRAND PRIX RACING SIMULATION2)


Before LuxGP
前戦で優勝したというのは2台しかいなかったからといわれるが、私は全然気にしていない。
予選で3位以下を107%落ちさせるようなラップを刻めたという事実があるからだ。
この予選のスーパーラップを受けてザウバーやジョーダンだけでなく、
フェラーリやマクラーレンなどといったトップチームからもオファーが舞い込んだ。
もちろん持参金無しどころか給料を貰える内容である。
しかし、自分はまだ『ミナルディでやる事が残っている』と各チームに断りを入れる事にした。
ミナルディとは来季の変更レギュレーションの事も含め、いろいろと話を詰めなければならない。
幸いな事に来季の契約条項にあった「持参スポンサー額」は当初の提示額だった金額から0が1つ消されていた。
チームに確認を取ったが、前回の優勝でMILDSEVEN他の増額及び新規スポンサーを獲得できたからとの事だ。
この額は持ち込み条件付のどのチームよりも少なかったため
私はミナルディに残る事を決めたのであった。
来期の去就については鈴鹿で発表するつもりだ。


第15戦ルクセンブルクGP 〜ニュルブルクリンク〜
次は私の地元の日本GP、その前にここでいい結果を残し、
弾みをつけて凱旋帰国したいものだ。
予選3周目で2位のタイムを出した直後、マルケスとクラッシュ。
チームメイト同士で当たってしまった。
マルケスは「気にするなと」言ってくれたが、結局私はそのあとの
タイムアタックを控えた。
結局予選順位は17位。明日はロケットスタートで上位を狙う。

決勝は狙った通りのロケットスタートで中央突破を図り一気に6位へ
大ジャンプアップをした。
しかし、ビートルシケインでパニスが前で軽く接触、慌てて避けたが
ウイングにダメージを受けた。
目の前がピット入り口という事もあり、すぐさまピットイン。
ウイングを換えてコース復帰した。当然ながら最下位だ。
しかし、翌周パニスも修復の為にピットイン。21位へ上がる。
ところが私は4周目のフォードカーブの立ちあがりで
スピンを喫してしまう。その際、ウイングを再び破損。
ピットへ戻ろうとビートルシケインに差しかかった時に、
後ろからパニスが追突してきた。
私のマシンのリヤセクション、パニスのマシンのフロントセクション
共にバラバラになった。
私は追突された勢いでグラベルにまで飛ばされ、そこでマシンを降りた。
衝撃が凄かったので一応メディカルセンターへ行くことにした。
私はふと突っ込んできたパニスのマシンを振り返って見たら、
信じられない光景が飛びこんできた。
パニスはマシンから脱出しているものの、マシンはレコードライン上に
止まったままなのだ。
ここは上り坂のせいでブラインド状になっているので危険だと思った瞬間、
トップ集団がまとめて突っ込んだ。
シューマッハ(兄)、アレジ、ベルガーはピットでマシンを修復できたが、
ハッキネン、ラルフ、ハーバート、フィジケラ、フレンツェンは
その場でリタイヤとなった。
私は気持ちを切り替え、鈴鹿でのGPに臨む。
その前に私の来期の去就を正式に発表しなければならないな。