『ファイアーエムブレム』との出会い


1990年、初代『ファイアーエムブレム』(暗黒竜と光の剣)が発売された頃、
私はまだ、『ファミリースタジアム』や『スーパーマリオ』など、セーブなしの1プレイゲームばかり遊んでいた(笑)
ゲーム専門誌などを読まなかった以前に"存在を知らなかった"私は新作情報なんて入手しようが無かったのだ。
しかし、当時のクラスメイトの1人が『暗黒竜と光の剣』を購入し、遊んでいたのである。
私はそのプレイの様子を何度か目にする機会があった
……が、何が面白いのか全然わからなかった(滝汗)

なんせ、当時は『ドラゴンクエスト』などのRPGもよく知らずにいた
(親戚に『DQ3』を少しやらせてもらったが
 
「なにコレ?何をしたらいいん?面白いん、こんなのが?」 と感じてた)
のだから、シミュレーションRPGなんてジャンルに面白みを感じられなかったのは当然かもしれない…?
もちろんクラスメイトのプレイを何度か見ていても『ファイアーエムブレム』というタイトルすら
半年もしないうちに忘れていたのだから……

それから約4年の歳月が流れた1994年春、高校入学と同時にようやくスーパーファミコンの本体を購入(遅!)
ソフトは本体と一緒に『F1 GRAND PRIX Part III』を購入していたが、1本だけではすぐにやり尽くしてしまうので
何かいいソフトがないかなぁと、困っていた。
(相変わらずゲーム雑誌は存在は知っていたが発売日もわからないので読んでなかった
 上記のゲームはF1雑誌で情報を得ていたし、中学時代によく一緒に麻雀を打っていた
 友人が買っていて、メンツオーバーの際の待ち時間でプレイしていたので知っていた
 そのメンツオーバーの際に遊んだゲームのもう1本は『ダービースタリオンII』だった)

すると、近所のおもちゃ屋(現在はリサイクルショップとして営業中)の広告に
『ファイアーエムブレム 〜紋章の謎〜』(新品) 3500円
の文字を発見した。
タイトルを見て、「聞いた事があるタイトルだし、安いしとりあえず買ってみるか…」と早速買いに行った。
コレが私と『ファイアーエムブレム』の真の出会いである。

買って帰ってきたら早速軽く取説を見て1stプレイに入った
……当然ゲーム内容をあまり理解はしていない(威張るな!)……

そんな状態でプレイを開始したらどうなるか……一目瞭然である。
キャラの特徴も理解しておらず闇雲に最大移動をしまくる(もちろん陣形など無縁)
そして敵フェイズで(反撃があるとはいえ)一方的にボコられる……
そんな状態でも不思議と(^^;)アカネイアを開放したが≪レフガンティの罠≫にて全滅。
もっとも、≪レフガンティの罠≫開始段階で生存していたキャラクターは…
マルス以外ではハーディンとザガロ、バーツのみ
という素敵状態だったのだからドラゴンナイトやらに突っ込まれたら一溜まりもないのは当然だ。

でも、なんとなく「面白いかもしれない」と感じていた私は
何もわからん状態でプレイは無理と(ようやく)悟って攻略本を買いに行くが
近所にある商店街の本屋には置いてなく、それ以外に近い本屋は
駅の向こうまで行かなければ無く、それで見つからなければそれも悔しいので(^^;)
中学時代の友人に連絡して攻略本が充実している本屋を教えてもらい、
自転車で買いに行くことにした。そして無事発見♪
(隣駅の駅前の本屋、今はもう閉店されている)

そしてキャラ特性などの基本を勉強して最初からリトライ。
するとゲームの戦略性、人間関係などを含めてとても面白いゲームだと感じた。
学生時代は貧乏でソフトが少なかった事もあってこの『ファイアーエムブレム 〜紋章の謎〜』は
高校在学中に15回以上はプレイするほどに愛着ある作品となった。
また、この『紋章の謎』を起点としてシミュレーションRPGというジャンルのソフトにハマっていったのである。


≪完≫