久遠の絆  提供 言霊使い氏
シナリオは、初見ではリーフのとの類似を感じるかもしれない。
繰り返す転生に苦悩するという点も、似ているだろう。
だが実際には、内容はかなりの違いがある。
幾度となく繰り返してきた転生、それに伴う記憶と感情。
現代に産まれた主人公が、苦悩しながらも選ぶ道。
プレイしていて、途中で投げ出したくもなった。
面白くないからではない。シナリオの出来の良さのためである。
幾度も繰り返される悲劇から、目を背けたくなった。
だが、それを甘受して進めた先には強烈な何かがある。
それを目にした時、自分の中になんとも言えない、安堵感が産まれるだろう。
システムでは、即バッドエンド直行の選択肢が多い為、セーブは複数とって置くべき。
また、ページを戻せる量が少なく不満を感じる。
その分、画像と音楽には安心が出来る。
製作者サイドが、最も力を入れた音楽は、一聞の価値があるだろう。
シナリオ重視のプレイヤーに、特にオススメの一本である。



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