鬼畜王ランス 提供 言霊使い氏

システムは、戦略級戦闘シミュレーションで、出来は良いほうなのだが、
もうちょっと、こだわりがあっても良いのでは? という微妙な部分がある。
例として自軍領が孤立する事があるが、なんのデメリットもない。
隣接していた部分に、侵攻できなくなる程度である。
しかし全体的に観ると、バランスはとれているので問題はないだろう。
また、戦闘システムはシミュレーションとしては、やや幅が狭い印象がある。
このゲームが元々がRPGだった事を考えれば、無難なのかも知れないが…。 (筆者はこれのみをプレイ。)
また、エンディングが複数存在するが、もう少ししっかりした区別があったほうが 良かっただろう。
キャラクターはかなり個性的な者が多く、それに伴うシナリオも面白い。
画像も綺麗で製作者の苦労がうかがえる。
音楽もノリが良いため、テンポ良くプレイしやすい。
(筆者は音楽がいまいちだと、ストレスを溜める傾向にある。)
シミュレーション初心者には辛いかもしれないが、戦略シミュレーションの醍醐味を 味わえる一本。
是非、御試しあれ。

一部イベントに関する、仕様の盲点をついた小技
イベントのいくつかに時限性の物がある。
その中でも、強制イベント以外の物は、ある程度のコントロールが可能である。
仕様で「イベントは1週に1つ」となっている為に、強制イベント以外のイベントが
重なった場合、発生しなかった物は、次週以降へと回される。
つまり、これを利用する事で、ある程度のイベントの発生を押さえ込む事が 出来るのである。
イベントの発生で、最も優先順位が高い物、それは「傭兵の脱退」である。
つまり、傭兵を雇う→傭兵を戦わせる→傭兵脱退、を繰り返す事で、
イベントの発生を押さえ込む事が出来る。
これを使う事で、「ラ・バスワルドの出現」などを押さえ込める。
そして、押さえ込んでいる間にサイゼル姉妹救出などを行えば、
発生条件を満たさないので、イベントそのものを葬り去る事が出来る。
ただし、シィルとソウルの救出は強制イベントの為、この技を使う事が出来ない。
他にも「悪魔ザカリテ襲撃」に無効である事を確認。



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