『国民栄誉賞』について考えてみる


2004.03.16
オリンピック女子マラソンの代表選考でQちゃんこと高橋尚子選手が選考落ちした。
国民栄誉賞を貰った選手が、次のオリンピック選考で漏れるというのはどうだろう?
まぁ、マラソンは勝負の世界で、選考レースで結果を残せなかったことが
大きく響いているのは間違いが無いだろう。

そもそも、この『国民栄誉賞』を贈る基準というのがイマイチよくわからない。
なぜなら、新春名物のあの過酷なラリー『パリダカ』で今年こそ2位に終わったものの
昨年・一昨年と連覇した増岡 浩選手、3年前もジャン・ルイ・シュレッサーの
意図的スタート妨害さえなければ優勝していたと言われ、その実績を考えると
充分に『国民栄誉賞』に値する選手だと思う。
これはモータースポーツファンの贔屓目を無しにしてもはっきりと断言できる。
『パリダカ連覇』はイギリスなどであれば間違いなく『サー』の称号を与えられるような
素晴らしい快挙なのだから。
しかし、日本はそれが行われない。いかにモータースポーツというカテゴリーを
国が度外視しているかという事である。

今年はF1・IRLに続いて、WRC(世界ラリー選手権)も日本で開催が決定しているのだから、
もう少し今までレースを見ていなかった人がモータースポーツに興味を持てるような
動きをみせてっほしいというのが、モータースポーツファンの本音でもある。
………まぁ、そのレース放映をしている地上波の放送がアレだからそっちの方も
改善すべき要素は多々あるんですけどね……