ヴァルキリープロファイル  提供 華旅氏
本作はドラゴンクエストで知られるエニックスが、1999年の最後に送り出した 大作RPG。
美麗なグラフィックと壮厳なサウンド、それに奥深いシナリオが 本作の魅力と言えるだろう。

ゲームは北欧神話をモチーフとされており、主人公ヴァルキリーは
主神オーディンの命によって勇者達の魂を集める任務に就くこととなる。
地上に降りたヴァルキリーは死に瀕している勇者の声を聞き届け、その場へと赴く。
そして勇者の魂を得たヴァルキリーは、彼らを戦力として鍛え上げ、神界へと送るのだ。
もちろん神界側からも必要な人材の要求があるし、
それらのリクエストに応えていくのは容易いことではない。

他に特筆すべき点として、そのシステムが挙げられるだろう。
アクションRPGではないのだが、従来のRPGと異なり、 マップ画面では単に移動するだけではない。
敵のシンボルが見えていて、接触するか攻撃をしかけられたら戦闘に突入するのは
もはや良くあるものだが、他にもマップ上に様々な仕掛けが施されており、
それらはまるでアクションゲームやパズルゲームのようである。
そう言った要素がダンジョンをまさにダンジョンとしており、 攻略は一筋縄ではいかない。
一応難易度を三段階から選べるようになっているが、 これは戦闘とEDにしか関係してこず、
パズルやアクションが致命的に苦手な場合は本作を諦めた方が良いだろう。

だがそうでないのなら一度は本作を体験してみることをお奨めする。
何度も繰り返しやれば飽きも来ようが、一通りプレイするだけであれば 特に欠点もない良作である。 



←前へ 一覧へ戻る  次へ→